【必見】学校での人工芝導入!導入状況からメリット、選び方まで!

人工芝 導入

学校に人工芝を導入するケースは増えています。天然芝と比較すれば人工芝は導入費用や管理コストを抑えることが可能です。土のグラウンドではなく人工芝を導入することで、教育的にもさまざまな効果を期待できるでしょう。しかし、人工芝の導入はまだ事例が少なく、情報も限られているため、不安を感じる人は多いはずです。

本記事では学校に人工芝を導入するメリットや選び方、メンテナンス方法などについて紹介します。学校への人工芝の導入を検討している方はぜひとも参考にしてください。

学校の人工芝の導入状況とは?

「令和3年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査 報告書」では、都内の公立学校に対してグラウンドの材質の調査を行っています。上記の報告書によると、都内の公立小学校は人工芝の導入率が10.3%、中学校は4.2%、高校は3.0%でした。

また、上記の調査では小学校から高校の70〜80%はグラウンドの材質が砂・土という結果になっています。

したがって、現在ではまだまだ学校への人工芝の導入は進んでいません。その中でも、実際に人工芝を導入している学校は小学校を中心に増えています。

たとえば、目黒区立東山小学校は校庭に人工芝を導入しました。人工芝は水はけが良いため、雨がたくさん降った後でもすぐに子どもたちが遊べます。子どもたちは人工芝で元気よく遊んでいて、とても使いやすいと好評です。

他にも、全国各地の多くの学校で人工芝の導入が進められています。人工芝のメリットが知られるようになっており、今度も導入する事例は増えていくでしょう。

人工芝が学校のスポーツプログラムに与える影響とは?

人工芝の導入が学校のスポーツプログラムにどのような影響を与えるのか紹介します。

児童の怪我の低減

クッション性の高い人工芝を導入することによって、児童が怪我をする可能性を低減できるとされています。土や砂のグラウンドの場合は、転倒したときの危険性が高いです。実際にグラウンドで遊ぶときや体育の時間に運動するときなどに児童が怪我をするケースはたくさんあります。人工芝の場合は、たとえ転倒したとしても安全性が高いです。また、人工芝の方が踏ん張り時の安全性も高いとされています。怪我がしにくくなることによって、児童は思う存分グラウンドを利用できるようになります。

技術の習得がしやすい

グラウンドが人工芝になることで球技において技術を習得しやすくなるというメリットがあります。たとえば、サッカーを行う際には、グラウンドが土のままではボールがイレギュラーしやすいです。ボールが予想外にバウンドすることがあると、技術の習得が難しくなります。人工芝であれば、ボールを上手くコントロールしやすくなり、技術の習得も容易になるのがメリットです。野球やソフトボールなどでも、人工芝の上でプレーができる方が練習の効果が高まります。

グラウンド整備の手間を省ける

土のグラウンドの場合は、練習をする前に毎回グラウンド整備の必要があります。土の整備や線を引くなど準備をしなければいけません。人工芝を導入することでグラウンドの整備の手間を省くことができるのは大きなメリットです。練習をする準備にかかる時間を減らすことができるため、その分だけ練習に集中できます。グラウンド整備のために体力を消耗して練習に影響を与えることはなくなり、より質の高い練習やプレーが可能です。

汚れにくくなる

土のグラウンドの場合は、特に雨が降って土がぬかるんだ状態でプレーすると泥まみれになります。人工芝であれば服が汚れにくくなるため、その分だけ快適にプレーができるようになるのがメリットです。また、服が酷く汚れることがなければ、保護者が洗濯をする際の負担を軽減できます。雨の中で練習したとしても汚れを気にする必要がなくなるため、生徒は積極的にプレーできるようになるでしょう。

人工芝を導入する学校側のメリットや選び方とは?

人工芝を導入すると学校にとってどんなメリットがあるのか、どのようにして人工芝を選べばいいのか紹介します。

学校に人工芝を導入するメリット

学校に人工芝を導入すると以下のメリットがあります。

  • 怪我の防止
  • 水はけの良さ
  • 服が汚れにくくなる
  • メンテナンスが楽

人工芝にはクッション性があるため、転倒したとしても怪我がしにくくなるのがメリットです。土のグラウンドの場合は地面が硬いため、転倒したときに怪我をしやすくなります。また、グラウンド上で滑ったときに足に擦り傷ができるケースも珍しくありません。人工芝であれば、たとえ滑ったとしても肌が傷つきにくくなります。

人工芝は水はけの良さがメリットです。水はけが良いため、雨が降ったとしても乾きやすいため、すぐにグラウンドを使用できます。

人工芝の場合は土や砂で服が汚れにくくなる点もメリットです。たとえ雨が降った後でもすぐに乾燥し、水たまりもできにくいため、服が汚れる可能性が低くなります。

人工芝は維持管理にかかるコストが低く、手間もかからない点がメリットです。天然芝とは異なり、人工芝は成長することがありません。また、周辺に草が生えることもないです。水やりや肥料やりなどの手間を省くこともできます。基本的に人工芝のメンテナンスは、ゴミや落ち葉などを取り除き、定期的にチップを充填するだけです。予算や人員が限られている学校でも、人工芝は比較的導入しやすいでしょう。

学校に導入する人工芝の選び方

学校に人工芝を導入する際には、以下のポイントを意識して人工芝を選びましょう。

  • 予算に合わせて選ぶ
  • 用途に合わせて選ぶ
  • 機能を重視する

人工芝にはさまざまな品質のものがあり、高品質・高機能なものほど高いです。また、人工芝を敷設する面積が広ければ広いほど高額な費用がかかります。人工芝の導入にどのくらいの予算を用意できるのかを把握した上で導入できる人工芝の価格帯を確認しましょう。

人工芝にはさまざまなものがあり、用途に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。スポーツや運動を行うことを前提としてグラウンドに導入するのか、景観のために中庭に設置するのかなど目的に合った人工芝を選びましょう。

人工芝の機能性に注目することも大切です。人工芝には抗菌や耐水性、形状記憶、防炎などさまざまな機能を持ったものがあります。どのような機能を重視するのかを考えた上で、必要な機能の備わった人工芝を選びましょう。

学校における人工芝のメンテナンス方法とは?

学校に人工芝を導入した場合のメンテナンス方法は以下の通りです。

  • 定期的に清掃する
  • ゴムチップや砂を充填する
  • 専用のメンテナンスマシンでブラッシングをする

人工芝のメンテナンスの基本は日々の清掃です。定期的にほうきなどでゴミや落ち葉などを取り除きます。ゴミが蓄積してしまうと葉が倒れた状態になるからです。葉が倒れてしまうとボールの弾み方や転がり方に影響します。

また、グラウンドに人工芝を導入する場合は毎日運動が行われるため、劣化していきます。そこで、専用のメンテナンスマシンを用いたブラッシングが大事です。さらに、ゴムチップや砂の充填も行います。

しっかりとメンテナンスを行うことで人工芝をできるだけ長持ちさせることが可能です。一般的には屋外で人工芝を導入する場合の耐用年数は7〜8年程度とされています。ただし、品質や使用環境、機能性などにより耐用年数は変わるものです。定期的なメンテナンスを欠かさず行うことで、結果的に長期に渡って使用することができ、費用を抑えることにつながります。

まとめ

学校に人工芝を導入するケースは徐々に増えており注目されています。人工芝を導入すれば、怪我を防止することができ、汚れにくくなり、雨上がりですぐにグラウンドを使用できるなどメリットは多いです。近年は高機能な人工芝が登場しており、導入すれば生徒に良い影響を与えられます。ただし、導入には費用がかかり、メンテナンスも必要な点には注意しましょう。人工芝を導入したいならば、予算を決めた上で目的に合わせて慎重に人工芝を選ぶことをおすすめします。