【必見】ベランダに人工芝を敷く時の注意点と長持ちの秘訣!

人工芝 メンテナンス

ベランダに人工芝を敷けば、外の空気を吸いながらリビングのように楽しむスペースにすることも可能です。人工芝の導入を考え中の方向けに、ベランダに人工芝を敷く方法を解説します。合わせて、敷くときに注意するポイントと芝を長持ちさせるコツをご紹介します。

ベランダに人工芝を敷くときのコツ3選!

(1)マンションのベランダは人工芝の接着に注意

賃貸の場合は、接着剤や両面テープで貼り付けるのは大家さんに相談が必要です。はがした際に、テープや接着剤が残る可能性があるからです。また、分譲のマンションでもベランダは共有部分になることが多いため、貼りつけたい場合は管理会社に相談しましょう。

接着できない場合は、貼り付けずに敷くだけという方法もあります。敷くだけにした時の問題は、台風や強風の時に飛ばされてしまう可能性があります。接着しない場合には、人工芝の端に重いものを載せるなど飛ばされない工夫をしっかり行ってください。

また、ベランダやバルコニーは10年前後で防水塗装のし直しが必要になります。その際にはがさなくてはなりません。防水塗装まで何年あるかを確認しておくと、貼ってすぐに外さなくてはならないなどの事態を避けられます。

(2)人工芝下の水はけが悪いと虫が発生の可能性あり

ベランダやバルコニーの床には、水が排水口に流れるように勾配がついています。両面テープで接着する場合は、排水口側をすべて貼り付けてしまわず、水が流れやすいように貼り付けない部分を作っておきましょう。人工芝の下が湿気てしまうとカビや虫が発生する可能性があります。排水にはじゅうぶんに注意しましょう。

(3)ロールタイプが無理ならジョイントタイプを

ベランダに人工芝を敷く場合、タイルのような正方形のマットをジョイントしていく方法と、ロールタイプの人工芝を敷く方法があります。おすすめはつなぎ目が少ないロールタイプですが、水はけが悪いベランダやバルコニーの場合は、ジョイントタイプの人工芝を検討してもよいでしょう。

ジョイントタイプは、水はけがよいだけでなく、へたった部分の人工芝をきれいな部分のマットと入れ替えたり取り替えたりができるメリットがあります。

ベランダに人工芝を敷く時に必要な準備物!

ベランダに人工芝を敷く際には、特別な道具は必要ありません。家にあるハサミやカッターナイフが役立ちます。

<用意するもの >

・ロールタイプ人工芝
・人工芝用両面テープ(ブチルテープ)… ベランダの床と人工芝を貼り回せる
・ジョイントテープ … 人工芝同士を突き合わせて貼り合わせる
・メジャー
・大きめのハサミやカッター
・ペン(目印をつける)
・掃除道具
・重り … 人工芝を床に貼り付けない場合は、風に飛ばされないように、重りを四隅と端に置く

ベランダに人工芝を敷くときの手順!

ベランダに人工芝を敷く場合、土の上とは異なり整地や防草シートを敷く手間はかかりません。掃除ができたらすぐに敷いていけます。

(1)ベランダのものを移動させ掃除をする

ベランダにある動かせるものはすべて一旦ベランダ以外のところに移動させ、ベランダを掃除します。小さな石や固いゴミが残っていると、人工芝がでこぼこになり、踏むと違和感があったりそこから傷んできたりする原因となります。きれいに取り除きましょう。

(2)芝目の方向を揃えて仮置きする

人工芝には芝目があります。芝が寝ている方向や見え方に注意して方向を揃えましょう。方向を間違えると、色が異なって見え、芝が1枚ではなくつないでいることがわかる敷き方になってしまいます。

(3)カットする部分に目印をつけていく

エアコンの脚がある場所や排水管のある場所など、人工芝を敷けない場所に目印をつけて、カットしていきます。カットする際は裏側からカッターナイフを使います。はさみを使う場合は、パイルを切らないように注意してカットしてください。

(4)人工芝を貼り合わせる

人工芝同士を貼り合わせる場合に使うのは、ジョイントテープです。

2枚をきっちり突き合わせ、一旦めくってジョイントテープを敷きます。テープの紙をはがし接着面に片方を貼りつけ、隙間をあけないようにもう片方も貼り付けましょう。継合わせ部分がテープの中央に来るように、位置に注意してください。

(5)ベランダの床と人工芝を貼りつける

床に人工芝を貼りつける場合は、両面テープで周囲をぐるりと貼り付けていきます。ベランダの勾配の低い方(水が流れる方向)の端は、ところどころのみの接着にしましょう。排水口の部分は、貼らずにあけておきます。水が流れるのを止めてしまうことがないように接着する必要があるのです。

(6)接着しないときは、人工芝の四隅や端に重りを載せる

人工芝を、接着しないときは、四隅や端に重りをのせ、万が一の強風に飛ばされない対策を取りましょう。

(7)パイルが寝ている場合は起こす

デッキブラシで、人工芝のパイルが寝ている方向と逆の方へ、ブラシをかけるように起こしていきます。

ベランダの人工芝の長持ちの秘訣!

人工芝を長持ちさせるためには、購入時の芝選びがとても大切です。

(1)【重要ポイント】人工芝の水はけと基盤の素材

水抜き穴を確認して、水はけのよい人工芝を選びましょう。人工芝の水はけが悪いと雨のあとや、掃除で水洗いした後にいつまでも水が残ってしまいます。カビの発生や虫の発生を避けるために「水はけ」は、忘れてはいけないポイントです。

基盤の素材は、合成ゴム塗装とポリウレタン塗装のものがありますが、長持ちするのはポリウレタンの方です。合成ゴムより軽いというメリットもあります。

(2)日当たりがいいベランダの人工芝はUV加工のものを

人工芝は日光で色あせすることがあります。日当たりがいいベランダに敷く場合は、色あせを抑えるUV加工のある人工芝がおすすめです。防カビ加工や抗菌などの機能がありますので、必要な機能の付いた人工芝を敷きましょう。

(3)ベランダに敷いてへたりにくい人工芝のポイントは?

へたりにくい人工芝は、パイルが密に植わっているものです。パイルが少ないと、踏んだ時に厚みがないのでパイルが寝てしまいます。購入時には、パイルの密度もチェックしましょう。

芝が寝た時はデッキブラシで逆目を立てるように起こしていくと芝が立ち上がります。

(4)ベランダの人工芝をキレイに保つには!

ベランダに人工芝を敷くと、おやつタイムを芝の上でということもあるかもしれません。ジュースがこぼれた場合や、アイスクリームを落しても水で洗い流せるので安心です。汚れが残るとベタベタし、見た目も悪くなるため掃除をしましょう。

(5)人工芝上では火気厳禁

ベランダに人工芝を敷いたら、バーベキューをしようと考えている方もあるかもしれません。しかし、人工芝は火気厳禁。防炎加工がある人工芝も多く、燃え広がる可能性は低いですが、熱で縮んだり溶けたりするので注意しましょう。

おわりに

ベランダに人工芝を敷く方法と注意するポイントを解説し、合わせて人工芝を長持ちさせるコツを解説しました。ベランダに人工芝を敷くのは難しくありませんが、事前準備や人工芝選びが、長持ちするかどうかを大きく左右します。

・人工芝とベランダの排水のチェックをする
・UV加工や防カビ加工などの機能をチェックする
・ロールタイプかジョイントタイプはベランダにあった方を選ぶ

これらのポイントで、自宅のベランダに合う人工芝選びをしてください。緑の人工芝の上でゴロゴロしたり、お茶を飲んだりする時間を楽しんでくださいね。