【完全版】人工芝を購入する前に知りたいメリット・デメリットとDIY可否!

人工芝 導入

はじめに

人工芝の選び方でお悩みですか?本記事では、どのような芝があるのか、耐久性はどうなのか、DIYは可能かなど人工芝についての疑問を解決します。候補を絞るにはコスト面も考えねばなりません。人工芝を選ぶときに、必要になる知識と導入事例をご紹介します。

購入前に知りたい人工芝とは

人工芝とは

人工芝は、ナイロンやポリエステルなどの合成樹脂で作られた人工の芝生です。近年、見た目には天然芝と見間違えるようなリアルさの人工芝が出てきました。耐久性が高く、水はけのよい人工芝は、サッカーや野球などスポーツのグラウンドに敷設されています。手触りや踏み心地に優れた人工芝は、家庭の庭や公園などはもちろん、オフィスの床に敷くなど活用範囲が広がっています。

主な種類とその相場

人工芝の種類は、素材やパイルの形状、長さやカラーなどによりそれぞれ特徴を持ちます。

ここでは、芝を敷く場所に大きくかかわる、パイルの長さと、相場についてご紹介します。

人工芝は、パイルが程よく長い方が、短いものよりもクッション性がいいのは想像できるでしょう。 スポーツの場に敷く芝は、パイルが短くしっかりしたものがよいなど、ニーズに合わせた人工芝の種類を選ぶ必要があります。

【芝丈40mm】相場:1,600~6,300円/㎡
庭やベランダに敷く場合、40mmの長さを持つものであれば、ラグジュアリーな触り心地と踏み心地で、天然芝以上の満足感を味わえます。

 【芝丈30~35mm】相場:1,200~5,000円/㎡
35mm前後のパイルの長さの人工芝は、見た目もよくバランスのよいクッション性が確保できます。こどもの遊び場やペットのドッグランにも敷きたい人工芝です。

【芝丈40mm】相場:1,600~6,300円/㎡
25mm前後のパイルは、スポーツ好きの方の庭や公園向きの人工芝になります。長いパイルの人工芝に比べ、クッション性が低くなりますが、庭でのパター練習や軽い運動に最適です。

同じパイルの長さの中で、価格差がずいぶんあることに気が付くでしょう。
人工芝は品質の差が大きく、安価で粗雑なものは2~3年でパイルが抜けるなどの劣化がおこる可能性があります。高品質なものは施工がよければ、10年前後の耐久が見込めます。購入時には値段で選ばず、品質をしっかり見極めたいものです。

購入前に知りたい人工芝の導入事例

 住宅での人工芝事例

雑草だらけの庭をこどもが遊べる庭に

雑草でお困りだった庭に人工芝を施工しました。雑草のせいで、害虫が出るなどのトラブルがあり、外でこどもを遊ばせられないというお悩みです。人工芝にしたことで、すっきりと明るくなりました。草取りの必要もなくなり、こどもを安心して遊ばせることができる庭だと喜ばれています。

リビングのように楽しめる庭

玄関アプローチから庭に続くように人工芝を敷き、年中緑がある美しい住宅を実現しました。芝は40mm丈のクッション性が高い人工芝です。庭の端には、タイルでバーベキューサイトを作りました。「休日は庭をリビングのように使いたい」とのご希望がかなう庭になっています。

オフィスでの人工芝事例

オフィスの景観が一新

オフィスの床すべてに人工芝を敷いた企業様の例です。人工芝の上は靴を脱いで歩くため、入り口に靴箱を設置。人工芝のクッションは足に程よい刺激を与え、パソコンや書類から目をあげると、緑の芝が目に入り気持ちをリフレッシュさせてくれます。仕事中の疲労感の軽減にも役立っています。

社内コミュニケーションがアップ

オフィスの一部に人工芝の休憩スペースを広く取った施工例です。低い机とクッションを置くことで、社員がリラックスできる空間になりました。他部署の人との交流が増えたり、休憩中の話しからアイデアが出たりなど社内の活性化の場となっています。社内のコミュニケーションが活発になったとのお声をいただいています。

学校での人工芝事例

活用できる空間作り

高校の中庭に人工芝を敷設しました。お弁当を食べたり軽い運動をしたり、昼休みや放課後にリフレッシュできる空間になりました。景観がよくなるだけでなく、天然芝のときにかかっていた管理の手間がかかりません。緑の面積が増え、中庭が安心感のある落ち着いた空間になりました。

園児や保護者が安心できる園庭に

保育園の園庭に人工芝を施工した例です。子どもが遊ぶ園庭とともに、遊具周り、滑り台を兼ねた小山など人工芝にできるところにはすべて敷いています。転んでもけがの心配が少なくなり、土埃もなく、水はけがよいため雨の日の翌日も園庭で遊べると、保護者の方からも大変好評です。

グランドでの人工芝事例

グラウンドの稼働率アップ

サッカークラブのグラウンドに人工芝を敷設した事例です。もとは天然芝のグラウンドでしたが、管理が行き届かず芝のない部分も多い状態でした。雨が降ると水たまりができて、練習ができない状態になることが多かったときいています。人工芝にして水はけがよくなり、快適にサッカーができ、グラウンドの稼働率が上がりました。

スポーツ対応の人工芝を

〇〇市の市民グラウンドに人工芝を敷設した例です。野球やサッカーができる本格的な市民グラウンドに、激しい動きにも耐えるスポーツに対応した人工芝を敷設しました。夏場のグラウンドの表面温度の上昇を抑制し環境を改善、選手のプレーを快適にサポートする人工芝です。 

購入前に知りたい人工芝導入のメリット・デメリット!

人工芝導入のメリット

メリット①管理の手間とコストがかからない

人工芝導入の最も大きなメリットは、管理の手間とコストがかからないことです。
天然芝は、芝刈り・水やり・肥料・エアレーションなど春から秋にかけてこまめな管理が必要になります。また、肥料や散水のための水道代、道具代などコストがかかり続けます。

しかし、人工芝は一度敷設すると、後は掃除とパイルが寝たときにデッキブラシで起こす作業くらいの手間です。掃除は、ほうきで掃くか掃除機で大丈夫です。 

メリット②年中、緑の美しい景観が楽しめる

2つ目のメリットは、年中、緑の美しい景観が楽しめることです。
気候のいい季節には、庭にテーブルやイスを置いて、外で過ごす時間もよいものです。
また、雨がふっても水はけがよく、人工芝があるため、水たまりや泥で足元が汚れる心配もありません。雑草を抑えることができるため、草取りから解放されるのもメリットのひとつです。

メリット③スポーツやこどもの遊び場に

3つ目のメリットは芝の上でのスポーツを楽しむことができ、こどもの外遊びを安心して見守れることです。
ゴルフをされる方なら、庭でパターの練習ができます。また、小さいこどもが庭を駆け回っても安心です。土の庭では、転んだ時に石などでけがをする可能性がありますが、クッションのよい芝の上で遊べば、ケガの可能性はぐっと低くなります。

人工芝導入のデメリット

デメリット①初期コストが高い

一つ目のデメリットは、初期コストが天然芝を敷く場合より高くつくことです。
費用を考える場合には、天然芝に、後々かかる管理コストを考えに入れ、どちらのメリットが大きいかを考えましょう。金額だけでなく、天然芝は夏の暑いシーズンにも、芝刈りなどの手入れが必要です。芝を管理する人の、手間と体力も考えて選ぶことが大切です。

デメリット②冬も緑の外観

2つ目は年中芝生が緑であることがデメリットになることがあります。
庭の木々の葉が落ち、草花もない状態で人工芝だけが緑であるのは違和感があるかもしれません。人工芝を敷設する際に、植栽も見直して常緑の木を植えるなどで違和感は軽減されるでしょう。

デメリット③10年前後で貼り替え時期が来る

3つ目のデメリットは人工芝には寿命があるということです。
直射日光が当たる場所では、経年の色あせが起きる場合がありますし、頻繁に踏む場所ではパイルが抜けてきます。一般に、人工芝の耐久性は、5~10年と言われており、高品質なものは10年以上よい状態を保つものもあります。しかし、品質が劣るものでは2~3年でパイルの抜けや、基盤であるラバー部分が割れてくるケースもあるのです。長く持っても、10年前後で貼り替えの必要があります。

購入前に知りたい人工芝のDIY可否!

 人工芝のDIYは可能?

人工芝をDIYで敷くことは可能です。人工芝を敷く前に、整地し防草シートを敷く必要がありますので、手順を踏んで作業します。整地の際には、勾配をとる、地面を固めるなどの必要がありますので、初心者には難しい作業になるかもしれません。

人工芝のDIYの方法

人工芝を敷く際の手順は「整地する → 防草シートを敷く → 人工芝を敷く」の3段階です。作業方法を詳しく見ていきましょう。

(1)人工芝を敷く範囲の草を根から抜き、石やゴミ、木の根などを取り除く。ゴミや石が残っていると、人工芝を敷いた後、踏んだ時の違和感になるため丁寧に作業する

(2)人工芝も防草シートも透水性があるので、地面には雨水が流れるように勾配をつけ地面をならす

(3)地面を締め固める。面積が狭い場合は、板切れを置いて板の上から体重をかけて土を踏み固める。まんべんなく踏み固め、地面がでこぼこにならないようにする。面積が広い場合は、建機レンタルなどでプレートコンパクター(転圧機)を借りるとよい

(4)防草シートの端を一定寸法ずつ重ねながら、隙間なく敷きつめピンでとめる

(5)人工芝を敷き、つなぎ目がわからないように突き合わせ、ピンでとめる

人工芝を綺麗に仕上げるには?

人工芝をきれいに仕上げるポイントは、整地です。整地がきちんとできていれば、その後の防草シートも、人工芝もきれいに敷いていくことができます。

整地の仕上げの重要箇所は、「勾配」と「地面を固めること」。雨水が流れなければ、人工芝が浮いてくるかもしれません。また、地面が固く締まっていない場合には、時間がたつととでこぼこになり、人工芝がずれる原因になります。

DIYに自信がない場合や、人工芝を長持ちさせ、きれいに仕上げたい場合は業者に依頼するという方法を検討しましょう。プロの技術で整地し人工芝を敷設すると、耐久性もよくなります。

人工芝の敷設をお考えの場合はGrassias TOKYOにご依頼ください。人工芝敷設のプロが、あなたのご相談をお待ちしています。

Grassias TOKYO

まとめ

人工芝の種類や導入事例をご紹介し、メリット・デメリットについて解説しました。

人工芝を選ぶときには、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。どこに敷くのか、何のために敷くのか、そのためのパイルの長さはどれくらいがいいのかなど、ニーズをしっかり考えましょう。踏み心地や手触りなど、人工芝を楽しむことも忘れずに、自分にピッタリのものを見つけましょう。

人工芝の選び方で迷ったときや、このような人工芝を敷きたいので探しているなどのご希望があればGrassias TOKYOにお問い合わせください。