学校の体育館の照明設備を常に整備していれば、大幅なコスト削減に繋がります。
・体育館の照明設備に必要なメンテナンスをおこなう
・体育館の照明設備を最新にする
・LED照明の活用で省エネ化やコスト削減
学校の体育館設備において、上述にあることはやっていて損はないでしょう。
今回は、学校の体育館設備の種類から、メンテナンス・省エネ化・コスト削減など、体育館の照明設備に必要なことを徹底して紹介していきましょう。
学校の体育館の照明設備の種類をご紹介!
学校の体育館の照明設備といっても舞台照明や体育館全体の照明など様々で、その場所によっても使う照明設備の種類は変わってきます。ここでは、学校の体育館で使われている照明設備の種類を紹介しましょう。
水銀灯
学校の体育館で採用されてきた照明は水銀灯が主流でした。水銀灯は実に用途が幅広く、照明の中でも大きなワット数で広範囲を照らすことができます。
デメリットとして、明かりが最大限になるまで約10分掛かることや電気代が高くなることがあります。また、2020年に「水銀に関する水俣条約」で、水銀灯の製造が中止になりました。
LED照明
水銀灯の照明は上述の通り2020年以降、製造・輸入が禁止になりました。また、すべての一般照明用蛍光ランプ(蛍光灯)が、「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」により製造と輸出入の廃止期限が2027年末と決定しました。その代わりに導入されているのがLED照明です。
LED照明は、電気料金やメンテナンス費用を削減できるので最適です。水銀灯では時間が掛かっていた点灯までの時間もLED照明では解消されます。製造されない水銀灯からLED照明設備に交換するようにしましょう。
ボーダーライト
舞台全体に均等な照明です。舞台の上部に設置して平面的な造形にします。舞台の大きさによって台数を増やすこともあります。
サスペンションライトは、舞台全体に色合いのある照明を作ります。 フレネルレンズのフラットライト や 平凸レンズのスポット を使用して、舞台のベースライトとして フィルタ で色づけした光を照射します。
フロントサイドライト
舞台上の人物を立体的に見えるように、上方向・横方向から照明を当てます。同様な用途としてシーリングライトがあり、客席上の天井面に設置して使用しますが、特に舞台のスペースが大きい場合に設置されます。
センターピンスポット
舞台上の演技者の動きに合わせてフォローする照明器具で、体育館でも客席後部からの照射になります。明るい明かりで操作するのも難しいです。
フットライト
舞台の人物に均等な照明を当てるライトです。舞台の最前床部に設置し、下から光を照射して明るくみせる重要な照明です。
学校の体育館の照明設備に必要なメンテナンスとは?
学校体育館の老朽化とともに、体育館で使用している照明設備も古くなってきています。照明設備のメンテナンスを怠ると、火事や落下事故を未然に防ぐことができません。学校の体育館で必要なメンテナンスをおこなうようにしましょう。
しかし、どのようなメンテナンスをしたらいいのかわからない方も多いと思います。ここではいくつかのメンテナンス方法を紹介します。
ホコリにまみれた照明設備の掃除
学校の体育館の照明設備で大切なのはホコリ掃除です。特にコンセント周りのホコリは漏電したときの発火剤のようなものです。もちろん照明の傘などの掃除も頻繁にメンテナンスする必要があります。
通常、体育館の照明設備は、1ヶ月に1度のメンテナンスが必要とされています。そういったこまめなメンテナンスで、大きな火災事故を未然に防ぐことができます。
照明設備の老朽化、汚れなどが多い場合、買い替えも視野に入れるといいでしょう。体育館の照明設備をLED化して、事故を未然に防ぐこともいいですね。LED導入は体育館の照明設備の手間やコスト削減などにも役立ちます。
照明設備の使用できる年数は10年程度です。体育館の照明設備を長年放置している場合は、買い替えを検討してみてください。
ケーブル劣化
照明は照明自体だけではなく、ケーブル劣化によるひび割れが原因で火災事故になる可能性や、取り換え時期を忘れるきっかけにもなります。もちろん、照明機材のメンテナンス・廃棄・清掃が必要です。
ケーブルの断線を放置すると火災が起きます。ケーブルをメンテナンスするか廃棄してください。6時間程で、舞台設備メンテナンス・清掃をする業者もあります。
学校の体育館の照明設備の省エネ化・コスト削減をするには?
学校の体育館の照明設備や省エネ化やコスト削減を考えるために、何が実際の省エネ化・コスト削減につながるのでしょうか。ここでは、学校体育館の照明設備で省エネ化やコスト削減のための具体的な取り組みを紹介していきましょう。
照明設備の省エネ化に必要なこと
学校体育館の照明設備の省エネ化のために、まず今まで使用していた水銀灯を変える必要があります。製造が2020年で終わっているので、必然的に交換はしなくてはいけません。また、舞台照明で使われている照明設備も、こまめな掃除やメンテナンスに加え、新しいものに変更していくことも省エネ化に必要なことと言えるでしょう。
消費電力を削減することで環境負荷とランニングコスト軽減も期待できることから、体育館の照明設備をリニューアルすることを視野にいれることが大切です。
水銀灯から変更するLED照明は、交換期限が長いので管理側に危険な高所作業を伴ったランプ交換の削減や、照明設備の軽量化で安全性が高くなることもメリットとなります。
コスト削減にはLED照明の活用
先ほど挙げたように、LED照明を活用することで、明るく安全な環境を作るだけではなく、大きなコスト削減が期待できます。
体育館の照明設備は今までもしくは現在は水銀灯ですが、LEDでも水銀灯タイプがあります。舞台照明でもLEDライトを使用することで安全性が上がりますね。また、LED照明には、タイプや色に柔軟なラインナップがあるので、従来の器具を流用できることで導入コストを抑えることも可能です。
LED照明の素材は、ガラス管ではなくポリカーボネートを使用しています。そのため、万が一破損しても飛散することがありません。地震などで落下しても、床にガラスが飛散することがないので、体育館に集まった学生が危険にさらされることもありません。
このように、LED照明に変えることで、コスト削減がいろんな面から期待できることがわかります。
まとめ
今回は学校の体育館の照明設備のメンテナンスや省エネ化・コスト削減などについて紹介してきましたがいかがでしたか。
今まで使用されていた水銀灯が2020年に製造中止になったことに伴い、体育館の照明設備は変えなくてはいけない状態になっています。そんな中、LEDの照明器具を導入している学校や施設は多く、省エネ化・コスト削減といった面でみてもメリットが多いことも分かっていただけたのではないでしょうか。
ぜひ、学校体育館の照明設備変更をお考えの方は参考にしてください。